2010年3月16日火曜日

4時間半熟睡法(書評)

最近やりたいことが沢山あって、なんとか睡眠時間でも割けないかなと思って手に取った本。

4時間半熟睡法」が提唱する睡眠法と1日8時間の睡眠とを比較すると、1年で50日間の時間を節約できる。50年間実践すると約2500日間を節約できる計算となり、睡眠時間も含めれば、人生が約10年長くなる・・・

本書では、毎日「6時間」の睡眠を確保さえすれば眠気もなく、パフォーマンスが落ちないとした上で、時短したい場合は以下の睡眠サイクルを推奨している。

■ウィークデー(月曜~金曜)の5日間は「4時間半」の睡眠で乗り切る
■土日のどちらかで「7時間半」の睡眠をとって、体を回復させる
■土日のどちらかはパフォーマンスに支障がない「6時間」の睡眠にする

睡眠には、

レム睡眠  ・・・心のメンテナンス(午前3時~午前6時の間に出る)
ノンレム睡眠・・・体や脳の休憩、身体の成長(寝てから3時間の間に出る)

があり、とある実験によると、1日4時間の睡眠を数日間続けると「ノンレム睡眠」は維持されるものの、心のメンテナンスをする「レム睡眠」がやや減ってしまう。しかし通常の長さの睡眠を1日とるだけで、その不足分を回復できるため、上記の睡眠サイクルで支障はきたさない。

なお、同じ睡眠時間でも質が重要で、午前1時に寝るのと午前3時に寝るのとでは回復量が違う。午前3時に寝たとすると、本来競合関係にあるレム睡眠とノンレム睡眠が同時に出ようとするため、両方が不完全になってしまう。

睡眠のコアタイムは午前0時~午前6時。4時間半睡眠であれば、午前1時~午前5時30分や午前2時~午前6時30分など、できるだけコアタイムに近づけることが大切。

ちなみに、ここ数週間試してみたところ(8時間近く寝ていた時よりも)ビックリするほど目覚めがよかったし、日中仕事に支障をきたすこともなかった。これはいい発見。やりたいことに時間を割ける。



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